2021年12月12日 日曜日は、2004年3月26日生まれのミニチュアダックスフンド“ひでた”と死別して2年が経過した。
あの頃はある出来事があって、ひどく落ち込んでいた時期があった。
その時、ふと前に一緒にいたスタンダードダックスフンドを思い出し、ネットでダックスフンドを見ていた。
そのときに同じ誕生日であった、3月26日生まれのミニチュアダックスフンドが目に留まった。
これがひでたとの出会いだった。
写真はとてもかわいく、こいつしかないと思い連絡を取って家に来てもらうことにした。
もう17年の前の事となった。

ひでたは臆病で、他の犬や人と交わるのが苦手で、散歩もあまり好きではなかった。
それでも一緒に旅行に出掛けたり、たくさんの思い出がある。
ひでたはとても優しく、家族思いだった。
例えば風邪で具合を悪くすると、近くでずっと様子を見ていたり、足下で一緒に寝て様子をうかがったりしていた。
15歳になった秋ごろから食欲が段々と落ちてきて、いつもご飯は残さずあっという間に食べ終わっていたのが、残すようになった。
うすうすお別れが遠くではなことを悟ったが、現実は受け入れることができなかった。
カリカリご飯を食べなくなり、生タイプに切り替えても完食しない日が増えていった。
いよいよお別れする現実を、しっかり受け入れなければならない時期となった。
それでも獣医さんに診てもらったりと、できることはした。
死ぬ何日か前からは飯を食べず、水をだけを飲むようになった。
具合がよくないのは分かる。
身体も痩せている。
それでもひではは自分でトイレに歩いていき、ちゃんとがんばってくれた。
12月11日の夕方には、自分でトイレに行って部屋に戻れなくなった。
今日か明日にはお別れすることがわかった。
とても悲しかった。
いつもは布団の足下で寝ているが、この日はマットを頭の方へひいてお互い目を合わされれる様にした。
もう立つことができず、でも声をかけると尻尾を小さく振ってくれた。
日付が変わり、12日になると声をかけても反応が無くなってしまった。
お別れのときが間近に迫り、とても動揺した。
ずっと一緒に居られるかと勝手に思っていたが、それは違っていた。
最後のときが来るまで、ずっとひでたの頭や身体を優しく撫でていた。
あれからもう2年が過ぎてハリーが居るが、それでもまだひでたに会いたい。